2014年11月10日月曜日

東急不HD/20年度までの経営計画策定/3カ年で8200億円投資

 ◇東京・渋谷駅周辺再開発など推進
 東急不動産ホールディングス(HD)は、14~20年度のグループ中長期経営計画を策定した。14~16年度の3年間で総額8200億円の投資を計画。東京の渋谷駅周辺の再開発事業などを推進する。
 新計画では都市・住宅・管理・仲介の四つのコア事業を中心に収益力を強化。再開発などによる優良資産の開発や、ストック関連市場から獲得する外部資産など、グループで関与する資産の拡大と価値向上に注力する。営業利益を16年度に730億円、20年度には1000億円にまで高める。
 3カ年の投資総額の内訳は、稼働・開発型事業に2000億円、都市事業系に3100億円、住宅事業系に2100億円など。  都市事業では、東京都心部の渋谷・青山・表参道・恵比寿を中心とした「広域渋谷圏」を最重要エリアとして継続的に事業を進め、業界トップの地位確立を目指す。銀座や竹芝など都内他地区で計画している大型開発案件も着実に進める。
 住宅事業ではグループ連携による複合型の再開発事業を積極展開。多様化する顧客ニーズに対応した商品企画にも力を入れる。ヘルスケア事業領域の拡充やリゾート関連事業の拡大も図る。  このほか、企業合併・買収(M&A)などの戦略投資に450億円、インドネシアを中心としたアジアや北米地域での海外事業に550億円を充てる。

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