2014年11月11日火曜日

日本女子大学/目白キャンパス(東京都文京区)再整備/妹島和世氏がデザイン

 日本女子大学は、創立120年を迎える2021年度に向けて目白キャンパス(東京都文京区)の再整備に乗りだす。従来から設置している家政学部、文学部、理学部の3学部に加え、西生田キャンパス(川崎市多摩区)に設置していた人間社会学部を移設し、大学の全4学部と大学院の全5研究科を目白キャンパスに統合する。新たなキャンパスのグランドデザインは同校出身の建築家の妹島和世氏が担当する。
 10日に発表されたグランドデザインのコンセプトによると、新たなキャンパスは、既存の建物と新しい建物が混在した計画とする。街路樹など緑を多く取り入れるほか、キャンパスの至るところに自主学習の場「ラーニングコモンズ」を設け、教室の中だけでない学習環境を構築する。21年3月の全体竣工を目指す。
 目白キャンパスの所在地は文京区目白台2の8の1。道路を挟んだ場所にある付属小学校・幼稚園の敷地を除き、大学・大学院関連施設の敷地面積は5万2865平方メートル。1906年に竣工した成瀬記念講堂、創立100年の2001年に竣工した百年館など十数棟の建物が並び、建物の総延べ床面積は7万1536平方メートルに上る。
 一方、西生田キャンパスには、大学・大学院関連として総延べ5万2086平方メートル規模の施設がある。同校によると、人間社会学部が目白キャンパスに移設してからも西生田キャンパスの大学・大学院の機能は一部残すという。

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