2014年12月22日月曜日

サークル/日建設計ボランティア部/「社内の知識を応用し、顔の見える支援を」

 東日本大震災をきっかけに有志で始めた日建設計ボランティア部。「社内の専門的な知識を応用し、具体的に顔の見える支援を考える」をモットーに仕事で学んだノウハウを生かして、復興・防災に取り組む。
 10月時点でグループ会社の社員も含め40人が所属し、△逃げ地図△石巻△釜石・山田―の3チーム体制で活動中だ。
 逃げ地図チームは地域住民と共に避難経路と避難にかかる時間を可視化した「逃げ地図」をつくるワークショップを全国で開催。金沢21世紀美術館(金沢市広坂)で開催中の「ジャパン・アーキテクツ展3・11以降の建築」(15年5月10日まで)で逃げ地図の展示も行っている。
 石巻チームは、地元企業や住民と協力して岩手県石巻市の中心市街地活性化に取り組む。来春には市内に地元住民が買い物できるマルシェ(市場)をオープンする予定だ。
 釜石・山田チームは、東北沿岸部にある復興商店街の調査や設計支援するほか、復興計画の策定に向けた勉強会も開催。これからも住民と一緒に復興支援に取り組んでいく。

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