2014年12月8日月曜日

サークル/戸田建設茶道部/「おもてなしの心が詰まった世界」

 1973年の創部以来、40年以上にわたって活動を続ける。会社公認の部活動として歴代経営陣の理解も深く、東京・京橋の本社ビルには茶室と水屋が造られている。「茶道はおもてなしの心が詰まった豊かで楽しい世界。始めればきっと新たな発見がある」と話すのは佐藤郁代表(価値創造推進室開発センターエネルギーユニット次長)。部員の小林彩子さんは「社内で本物のお茶をたてられるのはとても貴重なことで、先輩方に感謝しています」と語る。
 11人の部員の半数近くは男性で、年齢構成や所属先も幅広い。月2回の稽古では、仕事を忘れ、一服のお茶で心を落ち着けられるひとときを大切にしている。毎年7月1日の創立記念日には、お茶会を開いて訪れた社員にお点前を披露。秋には社外に出てOBや親しい仲間を招いてお茶会を催している。
 来年1月までは子ども茶道教室に部員が参加し、和室での作法、お茶やお菓子のいただき方など、茶道の基礎を指導。今後は「茶事」と呼ばれ、懐石料理から濃茶、薄茶までをもてなす正式な茶会の稽古も計画している。
 日本の総合芸術ともいえる茶道を学び、その素晴らしさを伝える。本社ビルに設けられた静寂の空間で、メンバーはしっかりと活動を受け継いでいる。

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