2015年2月5日木曜日

韓国ソウル市長がさいたま新都心視察/地下鉄操車場跡地開発の参考に

 韓国・ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長ら幹部が4日、埼玉県を訪問し、さいたま新都心(さいたま市中央区、47・4ヘクタール)を視察した。同市は、地下鉄のソウルメトロ4号線・倉洞(チャンドン)車両基地(約20ヘクタール)を移設し、その跡地の開発を計画している。旧国鉄大宮操車場跡地を再開発したさいたま新都心の事例を街づくりの参考にしたいと埼玉県を訪れた。  朴市長は、視察前に上田清司知事と知事公館で会談。上田知事は「さいたま新都心の中心であるさいたまスーパーアリーナは年間300万人の来場者でにぎわっている。ぜひ参考にしてほしい」とあいさつした。朴市長は「ソウル市では都市再生が課題になっており、市の北部にさいたまスーパーアリーナのような施設や公園をつくる計画がある。先進事例を学びたい」と述べた。  倉洞車両基地は、ソウル市の中心部から北東約13キロの「蘆原(ノウォン)区」にあり、周囲は河川、市道、団地、自動車運転免許試験場などに囲まれている。13年末に4号線の始発駅「堂峠(タンゴケ)」から「榛接(チンジョッ)宅地開発地区」までの約12キロの延伸が決定。倉洞車両基地の榛接地区への移転が計画され、車両基地跡地利用の検討が進められている。

あいさつする朴市長(中央)

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