2015年4月3日金曜日

【鉄道ファンなら一度はおいで】JR高崎駅の新幹線改札内が装い一新

蒸気機関車をモチーフにした時計がお目見え
群馬県高崎市のJR高崎駅新幹線改札内で進められていたリニューアル工事が3月に完成した。「上州らしさ」をテーマに地元の特産品を紹介するコーナーを新設。世界遺産に登録された富岡製糸場のれんがをモチーフにした「メッセージウォール」や現役の蒸気機関車が走る高崎ならではの「SL時計」など新たなシンボルも誕生した。
 JR東日本高崎支社営業部事業課管理グループリーダーの近藤智之さんによると「群馬の良さを知ってもらえる空間を目指した」とそう。待合室には、群馬県特産のだるまやこけしなどが並ぶ「上州ギャラリー」のほか、富岡製糸場の歴史を紹介する「富岡製糸場コーナー」、群馬、高崎の観光パンフレットが並ぶ「情報発信スペース」も新設され、地域の魅力を発信するスペースになっている。



 昨年、世界遺産に登録された富岡製糸場の特徴であるれんがをモチーフにしたメッセージウォールも新たに設置した。高崎市長や群馬県出身の有名人のほか、公募で寄せられたメッセージ約100件が刻印された壁で、富岡製糸場の建物と同じ小口と長手を交互に積む「フランス積み」を再現した。
 リニューアルのコンセプト立案やデザインなどを担当した丹青社クリエイティブマネジメント室デザイナーの帯川裕丞(ゆうすけ)さんは「よく見るとすべて色や風合いが違います。エイジング加工も施し、実物のような重厚感も演出した」と、出来映えに胸を張る。

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