2015年4月10日金曜日

【長大橋もやっぱりいい】カンボジアに「つばさ橋」完成/日本との友好のシンボルに


 三井住友建設がカンボジア・カンダル州で建設していた「ネアックルン橋」が完成した。建設地は首都プノンペンから国道1号を南東に約60キロ行った地点。主橋部分は3径間連続PC斜張橋で、高さ121メートルの主塔2基がコンクリート製の橋桁を支える構造。アプローチ橋は東・西側合わせて1500メートルを超え、アプローチ道路は全長3245メートル。工事総延長にして5460メートルに達する大規模工事となった。設計は長大・オリエンタルコンサルタンツJVが担当した。
 橋の工事は「ネアックルン橋」の名称で始まったが、今年1月に行われた橋の中央部の橋桁を結合する閉合式で日本名の「つばさ橋」と正式に命名された。カンボジア通貨の新500リエル紙幣にも同橋が描かれるなど、日本とカンボジアの友好のシンボルとしての期待も高い。
 橋の完成がカンボジアの発展に大きく寄与すると評価され、三井住友建設の北田郁夫ネアックルン橋建設工事作業所長に勲章が授与された。

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