2015年4月14日火曜日

【女性好みの商品をお届け】大成建設と谷沢製作所が女性用ヘルメット・安全帯商品化

安全帯の配色はピンク×グレー
 大成建設谷沢製作所(東京都中央区、谷澤和彦社長)が工事現場で活躍する女性向けにヘルメットと安全帯、フルハーネス安全帯を商品化した。 建設業界では、女性専用に作られた商品は種類が非常に少なく、これまでは男性向けの一番小さいサイズを利用するなどしていた。だが「動きにくい」など安全面で問題があり、現場からの切実な要望をきっかけに、両社は女性社員の意見を取り入れて商品開発した。
 ヘルメットは通常品よりサイズが小さめに作られている。髪の毛に触れる内部のバンドカバーは洗濯しやすいよう取り外しが可能。日焼け跡が残りにくいように透明あごひもを取り入れる心遣いも。安全帯はピンクとグレーの配色を採用。従来品より軽量でコンパクトなつくりで、腰への負担をやわらげるサポートベルトも標準装備している。より安全性が高く、小柄な女性にもフィットするフルハーネス型の安全帯も用意した。

カタログには582点の女性向け商品を収録
 大成建設は、機械工具専門商社のトラスコ中山(東京都港区、中山哲也社長)が制作した女性向け作業用品カタログ5000部を、全国の作業所に配布。既に多数の購入希望があったという。
 トラスコ中山は、全国の販売網を通じて他社にも商品を販売する。通販サイト「アスクル」の利用も可能。大成建設は、同社が開発に携わった商品を広く一般に利用してもらうことで、建設業で働く女性を応援したいとしている。

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