2015年4月13日月曜日

【「サークル】西松建設 尺八会



 ◇「伝統楽器の美しい響きを楽しむ」◇

 有志による同好会として発足し、この4月時点で約15人が所属している。西松建設の会議室を利用し、月2回の定例練習会を開くのが主な活動だ。
 尺八流派の一つ、琴古流竹友社の宗家から指導者を派遣してもらい、竹友社系の他社の同志とともに練習を重ねる。自分の気持ちを尺八で表現し、独特の音の世界に心ゆくまで浸る。
 「共に楽しく」がモットー。代表を務める平野實さん(西松建設顧問)は「他の社中との共演で、外部演奏会への参加の機会を増やしていきたい」とこれからの活動の展望を描く。
 尺八は、節をくりぬいた一尺八寸の竹に、表に4孔、裏に1孔の穴を開けただけのシンプルな構造。だが、シンプルさ故に、その音色には、吹く人の個性がはっきりと出るという。仏教と共に伝来して以来、数百年の歴史をくぐり抜け、現代まで生き残ってきた伝統楽器だ。
 平野さんは、「尺八という地味な伝統楽器は、むしろ急速に変化していく現代社会でこそ、その響きの美しさが際立つと思う」と指摘する。さらに「当社の社員は皆多忙だが、若い人たちをより積極的に呼び込み、その美しい響きを楽しむ機会を提供し、社の活性化にもつなげていきたい」と話している。

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