2015年6月25日木曜日

【ベトナムで頑張る】三井住友建設が越の高速道路工事を連続受注


 三井住友建設は24日、ベトナム高速道路公社から、ホーチミン市郊外で計画されている総延長約3・2キロの長大橋梁建設工事を現地の建設会社シエンコ4との共同企業体(JV)で受注したと発表した。同市とカイメップ・チーバイ港を結ぶ南北高速道路(58キロ)の1工区で、日本の政府開発援助(ODA)によって建設する。同社は昨年7月に隣接工区を受注しており、今回の受注によって、ODA工事区間11キロのうち2工区合わせて7・9キロを担当することになる。
 三井住友建設・シエンコ4JVとして受注した。JVの受注総額は約201億円。JVの出資比率は三井住友建設65%、シエンコ435%。工期は42カ月。  工事名は「南北高速道路建設工事(ベン・ルックーロン・タイン区間)パッケージJ3」。設計は、片平エンジニアリング・インターナショナル、大日本コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツグローバル、トランスポート・エンジニアリング・デザインの4社JVが担当している。
 工事規模は、橋梁延長2982メートル、土工事(道路工)204メートルの総延長3186メートル。主橋梁は橋長599メートル、最大支間長300メートルの3径間PC(プレストレストコンクリート)斜張橋で、主塔の高さは140メートルに達する。主橋梁へのアプローチ部は、東西両側にそれぞれ橋長852メートルの13径間連続PCラーメン橋と、橋長679メートルの5~6径間連結スーパーT桁橋を整備する。
 三井住友建設は14年5月から、ベトナム北部のラックフェン国際港建設プロジェクトで総延長約15・6キロのアクセス道路・橋梁の建設を施工してきた。同国でのインフラ整備工事のリーディングカンパニーとして、日本の先端技術や同社の施工ノウハウなどを活用し、南北高速道路の建設工事にも力を入れる。

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