2015年6月23日火曜日

【スタジアム整備、本当に多いなー】栃木県が総合スポーツゾーン再整備構想/宇都宮市に2・5万人収容新スタジアム


新スタジアムの完成イメージ
 栃木県は、宇都宮市西川田に各種のスポーツ施設を再整備する「総合スポーツゾーン構想」のうち、中心的施設となる新スタジアムと新武道館の基本設計の概要を公表した。新スタジアムは延べ約4万平方メートルの規模で工事費は約173億円(税抜き)、新武道館は延べ約9000平方メートルの規模で、工事費は約58億円(同)を見込む。

 新スタジアムの基本・実施設計は久米設計・AIS総合設計(宇都宮市)・本澤建築設計事務所(同)JV、新武道館の基本・実施設計はAIS総合設計・フケタ設計(宇都宮市)・田村忠設計事務所(同)JVが担当している。新スタジアムの構造は、躯体がRC造4階建て、屋根は膜構造で鉄骨架構を採用する。観客席は車いす席を含め約2万5000席を確保する。第1種公認陸上競技場(全天候型舗装、9レーンの400メートルトラック)と、Jリーグの施設基準に準拠したサッカー場(天然芝105メートル×68メートル)を兼用する。

 ◇新武道館は延べ9000平米規模、17年度着工めざす◇ 

 16年度上半期に実施設計を完了。16年度末の工事契約、17年度上半期の着工、19年度の完成を目指す。19年度内に確実に完成させるため、躯体のプレキャスト化を推進。内装材は石材・木材・陶器など県産品を積極活用する。
 新武道館は武道場と弓道場で構成し、構造はRC造2階建て(一部木造+鋼ハイブリッド構造)。武道にふさわしい重厚な構えを持った大屋根を採用。県産木材を可能な限り活用する。
 メーン武道場は柔剣道場の兼用で6面を確保する。観客席は約1500席(車いす席含む)。サブ武道場も柔剣道場を兼用し、4面を確保。2階に観覧スペースを設ける。弓道場は近的12人立ち、遠的6人立ちを確保し、観客席約200席(車いす席含む)を設ける。このほかに中会議室2室、小会議室2室を設ける。
 16年度上半期に実施設計を完了。同下半期に既存プールの解体工事に着手(飛び込みプールを除く)し、17年度下半期に着工(弓道場の遠的的場を除く)する。19年度末に第1期工事を完了。20年度下半期に第2期工事(既存飛び込みプール解体と遠的的場新築)に着手。21年度早期の完成を目指す。

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