2015年6月1日月曜日

【回転窓】祝日のない6月

夏のバカンスは南の島か…、やはり
きょうから6月。「ついに今年も来てしまったか」「1年のうちで最も不愉快な悪魔のような月だ」。こう指摘したのはテレビアニメ「ドラえもん」ののび太(第1303話「ぐうたら感謝の日」)▼不愉快の理由は、国民の祝日が1日もないこと。放映当時は7、8月にも祝日はなかったが、のび太の理屈は「7月と8月には夏休みがある」。だが、7月に「海の日」ができ、8月には来年から「山の日」が▼山開きと重なる6月も「山の日」候補に挙がったというが、お盆休みと連続させやすい8月11日に落ち着いたため、いよいよ6月だけが取り残されることに。来年から国民の祝日は年間16日に増える。諸外国に比べて祝日が多過ぎるとの声もあるが、とかく日本人は働き過ぎと批判されがちだ▼のび太はドラえもんに頼んで6月2日を祝日に。国全体が働いてはいけない「ぐうたら感謝の日」としたところ、おなかがすいても食事を作ってもらえず、交番のお巡りさんにも助けてもらえず、音を上げた▼日々、働いているからこそ、たまの休日に有り難みがある。働くことを前向きに捉え6月を乗り切ろう。

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