2015年6月25日木曜日

【一歩一歩着実に】JICAがトンガの埠頭整備に無償資金協力

ファウア埠頭に整備する護岸や旅客ターミナルビルの完成イメージ
 国際協力機構(JICA)は、トンガ政府が進める「国内輸送船用埠頭(ふとう)改善計画」を対象に33億2000万円を限度とする無償資金協力を行う。同国政府と贈与契約を締結した。
 埠頭改善計画では、首都ヌクアロファにあるヌクアロファ港で、小型国内輸送船が使用しているファウア埠頭に旅客ターミナルと岸壁、泊地などを新設し、船舶の大型化に対応する。旅客の乗降時の安全確保と、荷役作業の分離による貨物輸送の効率化を図る。
 実施機関は社会インフラ省。支援内容は岸壁の新設、旅客ターミナルビルの建設、航路と泊地(浚渫含む)整備のほか、太陽光パネルや航路標識などの機材供与。コンサルティングサービスとして詳細設計、施工監理も行う。詳細設計を含めた工期は33カ月を見込む。

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