2015年7月3日金曜日

【まずは、『男性陣』の意識改革】鹿島が男性管理職対象に「上司セミナー」開く

「過剰な配慮が(女性社員の)成長を妨げる恐れがある」。
男性陣には何とも耳の痛い指摘・・・
 鹿島は、女性が働きやすい職場づくりの一環として、女性社員(総合職)と共に働く男性管理職を対象とする「上司セミナー」を東京都江東区の自社研修施設で開いた。女性社員を部下に抱える現場所長やグループ長など土木系の男性管理職26人が全国から集まり、講師として招いた社外の専門家から講義を受けた。
 同社は、女性社員が活躍できる職場環境の構築のためには、上司となる男性管理職の意識改革が重要とみて、業界での先駆的な試みとして6月23日に上司セミナーを実施した。
 研修では、専門家が女性活躍推進の重要性と女性社員の育成に関する講義を行い、「過剰な配慮が成長を妨げる恐れがある」「多様な価値観を理解する」といった女性部下を育成する際の留意点などを説明した。
 続いて部下とのさらなる信頼関係の構築を目指し、2人が1組になって相手の考えを引き出せる聞き方を実践し合うなどロールプレーを通じてコミュニケーションスキルも学んだ。参加した管理職からは演習後に「部下への気付きがたくさんあった」との意見も多く、女性部下との間に限らず、男性部下を含めたコミュニケーションの大切さにあらためて気付かされたとの声も聞かれた。
 同社は男性管理職への研修を継続し、女性社員の能力発揮と働きやすい職場環境づくりを推進する。今後は事務部門や建築部門などでも積極的に研修を行う。

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