2015年7月23日木曜日

【情報をリアルタイム発信】大雨災害復旧で「ぐんけん見張るくん」が大活躍/作業状況をSNSで発信

大雨に見舞われた群馬県みなかみ町での道路復旧の様子
7月20日、1時間に約100ミリという記録的な大雨に見舞われた群馬県みなかみ町。道路復旧などに当たった群馬県建設業協会(青柳剛会長)の会員会社が、協会が運営する災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」を通じて対応状況をリアルタイムで発信した。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のツイッターに道路をふさいだ土砂の撤去や土のうの設置などの作業状況を順次投稿。休日返上で地域の安全・安心に貢献する様子が伝えられた。
 みなかみ町の清滝建設(清瀧明則社長)は、同日午後3時ごろに雨が降り始めたのを受け、「休暇中の職員15人を集め、国道、県道、町道の被害状況などを確認しながら、土砂でふさがれた箇所の復旧に当たった」(清瀧社長)という。
 ぐんケン見張るくんは、県内各地にいる会員から災害発生時などに送られてくる報告をシステムに蓄積し、国、県、市町村などと情報を共有。蓄積した情報の中から、ツイッターを通じて一般市民向けにも情報を提供する。現地からの正確な情報を伝えることで、地域住民に安心感を与えることに役立てる。
 今回も、清滝建設が土砂崩落で道路が不通となった状況やその後の対応状況を写真と短文で発信。復旧完了までの経過を伝えた。
 地域の建設会社が発信源となった情報は、それを見た人が再投稿する形で拡散していった。青柳会長は「SNSならではのメリット。建設会社の役割を発信することができた」と評価している。

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