2015年9月17日木曜日

【見ないとね、やっぱり】日建連中国支部が徳山高専の生徒招き見学会


 日本建設業連合会(日建連)中国支部(木村普支部長)は15日、広島駅南口Bブロック第一種市街地再開発事業の現場見学会を開いた。訪れたのは徳山工業高等専門学校土木建築工学科の生徒と先生50人。施工を担当する前田建設の足立有希、都甲豊両建築課長から事業の概要について説明を受けた後、完成すれば中四国地方で最も高い建物となる建設現場で最先端の技術や工法に触れた。

 現場見学に先立ち、日建連中国支部の岡田和夫事務局長は「建設業は、苦しいこともあるがやりがいと達成感がある。まさに地図に残る仕事。楽しさや魅力を感じていただき、多くの人に入職してほしい」と呼び掛けた。

 同事業は、広島駅南口Bブロック市街地再開発組合による再開発事業で、設計はアール・アイ・エー、施工を前田建設の担当で12年12月に着工。規模はRCおよびS一部SRC造地下2階地上52階建て延べ12万5473平方メートル。再開発ビルは高層の西棟と10階建ての東棟で構成し、東棟はすでに利用を開始している。

 西棟では、広島で初めて100ニュートン/平方ミリの超強高度コンクリートを1階柱に採用したほか、11階と12階の間に中間免震工法を取り入れ地震にも強い構造としている。また、12階以上は躯体のプレキャスト化により1週間で1フロアを施工することで工期を短縮。自社開発のTPMs(トータル・プロセス・マネジメント・システム)などにより施工の各段階の情報を一元的に管理し、あらゆる施工状況を「見える化」する安全で効率的な作業環境の中、高品質・高精度の確保を図っている。

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