2015年10月6日火曜日

【けんせつ小町が舞台になったよ】「頑張れ!けんせつ小町!」、11公演で1500人動員

「長所を生かして働ける現場になってほしい」と主演のAKANEさん
建設現場での女性技術者・技能者の活躍を描いた舞台「頑張れ!けんせつ小町 おはようございます!」が9月29日~10月4日に東京都中央区の築地ブディストホールで上演され、全11公演で約1500人を動員した。建設技能労働者の魅力などを発信している「建設マン.com」(山本勇一代表)が総合プロデュース・監修を手掛け、日本建設業連合会(日建連、中村満義会長)が特別協賛した。

 登場する新人現場監督や左官工、CADオペレーターや鉄筋工はすべて女性。男性社会といわれてきた建設業界の中で、けんせつ小町たちが新たな担い手として、施主の夢や希望が詰まった建物を造り上げるために奮闘する姿をコメディータッチで描いた。

 上演後、建設マン.comのナビゲーターで舞台にも特別出演した柳野玲子さんは「建設業界の担い手不足がいかにピンチか、一般の人にはあまり伝わっていない。舞台を通じて知っていただけたら」と話した。

 舞台への出演を機に建設業について関心を持ったという主演のAKANEさんは、けんせつ小町の活躍について「男女の差がなく、それぞれの長所を生かして働ける現場になることを願っている」と語り、「毎日私たちの生活基盤を造って下さってありがとうございます。本日もご安全に!」とメッセージを送った。

 建設マン.comは「粋でかっこいい職人」の情報などを発信している。建設業界で課題となっている担い手不足などを踏まえ、建設業を題材とした演劇の上演を昨年から開始。若年層を中心に業界の魅力をアピールしている。来年以降も建設業界を取り巻く話題・課題などをテーマに演劇を制作する方針だ。

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