2015年12月3日木曜日

【まだまだ続く】JR東日本、東京駅北通路周辺を再整備

「(仮称)地下中央待合い広場」吹き抜け空間の完成イメージ
 JR東日本は、東京駅の丸の内北口と八重洲北口を結ぶ「北通路」の周辺整備工事に新たに着手する。工事範囲は、駅構内の「中央通路」と「北自由通路」に挟まれた部分で、地上1階部分を再整備し、地下1階部分を掘削して新設する。2層分の整備面積は約1万7600平方メートル。16年1月に着工し、2020年東京五輪までの完成を目指す。施工者は今後選定する。総工費は、12年から行われている北通路の改良工事と合わせて450億円程度を見込んでいる。

 計画によると、地上1階部分は既存店舗(ノースコート、セントラルストリートの一部)を閉鎖し、全面的に再整備する。一部の範囲(約2600平方メートル)を掘削し、新たな店舗スペースやコンコースを配置する。地下1階部分は、大部分の範囲(約6300平方メートル)を掘削し、駅施設や店舗のスペースを新設する。


 駅構内では現在、北通路の幅員を約2倍に広げる改良工事が行われている。同社は、北通路の改良工事と同時並行で、その周辺の整備工事を進める考えだ。

 バリアフリー設備としては、地下1階から地上1階、ホーム階をつなぐエレベーターを4基(段差対応エレベーター1基含む)新設する。改良後の北通路と地下1階、ホーム階をつなぐエスカレーターは13基設ける。

 駅サービス施設として、地下1階に「(仮称)地下中央待合広場」(約500平方メートル)を設置し、地上1階と合わせた吹き抜け空間とする。待合広場の周辺にベビー休憩室や免税カウンターなどを配置し、駅のサービス機能を強化する。

 店舗面積は合計で約6300平方メートルを計画。飲食店や物販店を配置し、にぎわいのある魅力的な空間を創出するとしている。

地下1階ステーションコンシェルジュ付近の完成イメージ


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