2015年12月1日火曜日

【見て感じて】大建協が小学生親子見学会

◇鉄道駅改良や橋梁架替の現場訪問◇

 大阪建設業協会(奥村太加典会長、大建協)は11月28日、大阪市城東区などで建設が進む「おおさか東線」で、小学生と保護者30組60人を招き、現場見学会を開いた。一行はJR西日本の職員の説明を受けながら、鴫野駅に増設したホームや寝屋川橋梁の架け替え現場などを訪れ、整備が進む鉄道構造物に見入っていた。

 大建協の阪口泰一広報委員長は「どのように新しい鉄道をつくっているのかを見てもらい、開業後、電車に乗った時、今日のことを思い出してほしい。とあいさつ。 JR西日本大阪工事事務所おおさか東線南工事所の漆畑智英所長は「見学いただくところは、19年春の開業を目指して工事を進めている。新しい線路をつくる現場をじっくり見てください」と語った。

 見学会で一行は、清水建設が担当する「おおさか東線鴫野地区高架橋新設他工事」と、大鉄工業が担当する「おおさか東線寝屋川橋りょう外新設他工事」を見学。線路をまたぐ高架橋の現場や、新設した駅ホーム、来年4~5月に上流側に横移動させる工事を控えている橋梁現場などを歩いて回った。

 おおさか東線は、城東貨物線を複線・旅客化するとともに新大阪~淡路駅間約3・2キロに連絡線を設けて東海道本線新大阪駅と大和路線久宝寺駅を結ぶ。

 延長は約20・3キロ。南側の放出~久宝寺駅間約9・2キロは08年3月に開業し、北側の新大阪~放出駅間約11・1キロは19年春の開業を予定している。事業主体は第三セクターの大阪外環状鉄道。

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