2016年1月19日火曜日

【記者手帳】頑張れ千葉競輪場

千葉競輪場に久しぶりに行った。休日だというのに人はまばら。客層は年配者ばかりで若者の姿はない。あれだけたくさんいた客はどこにいったのか。スポーツ紙のレース結果欄で売り上げが減っているのは知っていたが、これほど活気がないとは◆場内掲示板には千葉県出身のタイトルホルダーを称える写真が飾られている。モノクロの写真はほぼ昔のまま鮮明だが、カラー写真の選手たちの顔は判別が不可能なほど真っ白に変色し、いかにも手入れが行き届いていない感じだ◆主催者の千葉市は昨年1月、このまま収益改善が見込めなければ、18年3月で競輪場を廃止すると発表。跡地利用の検討に入ったという。千葉に限らず競輪場の経営はどこも厳しく、安定した収益を確保しているのはごく少数だ◆自転車は、大人から子どもまで楽しめる身近な乗り物。競輪はその身近な乗り物を利用し、選手たちが極限のスピードを目指して競い合う。スポーツとして十分に楽しめるものだ。新たな客層を取り込み、廃止が撤回されることを一競輪ファンとして願っている。(石)

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