2016年1月6日水曜日

【より快適、スムーズに】新潟市がBRT専用レーン実験

 新潟市の篠田昭市長5日の記者会会見で、昨年9月に開業した市のバス高速輸送システム(BRT)万代橋ライン(延長7キロ)について、一部区間に専用レーンを設置するための社会実験を16年度から開始すると表明した。

 社会実験を始めるのは新潟駅前~東大通りの流作場五差路間約500メートル。この間はほとんどが6車線道路。実験は道路のセンターレーンに専用レーンを設けることを念頭に行う。市は新潟県警、北陸地方整備局と協議を進めており、3月までに具体的な実験計画を公表する予定だ。市長は「社会実験を行った上で、島式駅の設置、専用レーン設置と進めていきたい」と述べた。

 市は昨年10月、新潟駅前~古町間約2キロについて、19年度ごろを予定していた専用レーン設置を前倒しで進めるとの方針を示していた。16年から始める社会実験はその前段となる。専用レーン設置の時期は明らかにしていない。

 会見ではこのほか、昨年12月に都市計画決定した新潟市中央区古町の大和百貨店跡地を中心にした再開発施設への市の機能移転について、「再開発準備組合から夏に向けて実施設計になると聞いている」と語った上で、「設計の熟度を見ながら市機能移転の方向性を決める。議会にも相談しなければいけない。6月議会がポイントになる」と述べた。

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