2016年2月24日水曜日

【待ちに待った】Jヴィレッジ復興・再整備、3月に設計・施工一括発注

サッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」の復興・再整備を進める福島県電源地域振興財団と福島県は、新設するサッカー場とホテル棟を実施設計・施工一括の公募型プロポーザルで発注する方針を決めた。

 3月14日にサッカー場、同22日に宿泊棟のそれぞれ公募手続きを開始する。

 6月までに最優秀者を決め、7月までに契約する。今年末に建設工事に着手。18年夏までに宿泊棟などの一部を完成させる。19年開催のラグビーワールドカップ、20年開催の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うよう19年4月までに全面開業する計画だ。

 計画地は楢葉町山田岡美シ森8、広野町下北迫岩沢1の1。敷地面積は41万3194平方メートル。事業では県が全天候型サッカー場、同財団が新たなホテル棟を建設する。このほか東京電力がJヴィレッジの既存施設を復旧する。

サッカー場はドームで覆う全天候型とし、工事費は28億円程度を見込む。宿泊棟の建設には22億円程度を投入する。

 整備内容は、競技場が天然芝ピッチ7面、人工芝ピッチ2面。全天候型サッカー場は人工芝1面と雨天練習場(屋根のみ)ハーフ1面。スタジアムは天然芝1面(観客席5000席)。

 センター棟(ホテル90室、レストラン、大浴場)、宿泊棟(ホテル120室、展望露天風呂、コンベンションホール)、フィットネス棟(フィットネスルーム、体育館、25メートルプール)など。

 サッカー場はS造平屋1万平方メートルの広さを確保し、1階に管理室、ミーティングルーム、器具倉庫など、2階に250人収容の観覧スペースを設ける。宿泊棟はS造7階一部8階建てとし、300人収容可能なコンベンションホールなどを配置する。既存棟、新設棟のいずれかの屋上に太陽光発電設備を設ける計画もある。

 基本設計は梓設計、CM(コンストラクション・マネジメント)業務は明豊ファシリティワークスが担当している。

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