2016年2月12日金曜日

【高まる危機感】全建総連東京都連が集会、「このままでは技能労働者いなくなる」

全建総連東京都連合会は10日、「2・10賃金引き上げを求める大集会」を東京都千代田区の日比谷公園野外大音楽堂で開いた。

 大集会実行委員会に参加する各県の労働組合から総勢3000人が参加。「このままじゃ建設技能者がいなくなる!他産業並の賃金確保・社保加入で後継者を育てよう」として、労働者の賃金引き上げや社会保険加入のための法定福利費確保などを政治と世論に訴え掛けた。

 東京都連がまとめた15年賃金調査分析によると、賃金は増加傾向にあるものの、90年代前半の水準までには回復してないのが実態。建設産業を挙げて建設労働者の賃金引き上げや、労働条件の改善に向けた取り組みが実施されているが、現場の労働者には十分行き届いていないのが実情という。

 大集会には、与野党の国会議員も駆け付けた。自民党建設技能者を支援する議員連盟の佐田玄一郎会長は「技能労働者の処遇改善をしなければ若者が育っていかない」と述べた。

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