2016年3月14日月曜日

【回転窓】防災対策を考え続ける

ある役所の土木技術者の方からメールを頂いた。東日本大震災から5年が経過し、震災当時の映像を見るたびに「我々はもっとすべきことがあったはずだ」と思うと反省の弁がつづられていた▼津波の専門家であるこの技術者は、震災後に数多くの会議などに出席。「最大級」の現象が起きた時への備えを訴え、想定される最悪のシナリオを考えることの大切さを繰り返し主張した▼国は震災後、数十年~百数十年に1回起きる「レベル1」と、数百年~千年に1回起きる「レベル2」の二つの津波レベルを定義した。これに沿ってレベル1まではハード整備で、それ以上は避難などのソフト対策で対応するという考えの自治体が増えている▼技術者は、この二つのレベルでよかったのかと自問する。レベル1と2の間にある津波をどう考えるのか。ハード整備の担当者として「レベル1・5を設定する必要があるのではないか」と結んでいた▼巨大災害に対し、ハード対策にすべて頼るのは現実的ではない。ただ、国民の命を守る防災技術者として、何が最適な対策か常に考え続けるテーマであることは間違いない。

3 件のコメント :

  1. 考え続けること。これが将来への対策立案や想定外の出来事への最前の対処法なのかもしれないですね。考え続けることでいざというときに高速で対策を立てて実行できるようになるのではないか、と記事を拝見して思いました。

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  2. コメント、ありがとうございます。

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  3. 考え続けること。これが将来への対策立案や想定外の出来事への最前の対処法なのかもしれないですね。

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