2016年3月4日金曜日

【新たな歴史が、また一つ】宮城県川崎町で釜房ダムカレー発売

 東北地方整備局が管理する釜房ダム(宮城県川崎町)に「ダムカレー」が誕生した。

 同局東北公園事務所と釜房ダム管理所、国営みちのく公園管理センターが、川崎町内の飲食店らと協力して企画したもので、2日から販売を始めた。東北地方では津軽、長井、摺上川、三春の各ダムに続き5番目のダムカレーとなる。

 ダムカレーはカレーをダム湖に、ライスを堤体に見立てるものが定番だが、釜房はこれを逆転させ、特徴のある釜房湖の形をライスで再現、付け合わせのサラダが国営みちのく公園、カレーが川崎町の森を表現する。

 さらに、釜房ダムの堤体の形を模した陶製の器を用意したのも特徴。県内在住の陶芸家が焼き上げた特製陶器にカレーを入れて提供する趣向。昨年秋に行った1カ月の試験販売を経て、レギュラー化に踏み切った。

 同公園管理センターの松本寛司センター長は「管理センターが運営するかもしか茶屋、川崎町内の飲食店こまくさ、大勝、ひょうたんの計4店舗で1日10食の限定で新規メニューに加えた。器と盛りつけは各店共通だが、カレーライスの味はそれぞれの店舗で異なるので、食べ歩きを楽しむことができる」と話す。

 釜房ダムではこれまでもダム探検など公園やダム湖を活用したイベントを企画し、インフラツーリズムを実践してきた。地元を巻き込んだダムカレーの販売開始によって地域との連携がいっそう深まりそうだ。


4 件のコメント :

  1. 津軽ダムカレー(青森県)、胆沢ダムカレー(岩手県)、入畑ダムカレー(岩手県)、長井ダムカレー(山形県)、田子倉ダムカレー(福島県)、(三春)さくら湖ダムカレー(福島県)がすでに販売されていますので、東北地方では7番目ですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      釜房でうかがった話を鵜呑みにしてしまいまして申し訳ありません。
      聞くところによりますと、釜房ではダムカレーを作るつもりはなく、当初は玉こんにゃくで何かをやろうという話から今回の企画に至ったそうです。
      しかしさかのぼると2008年ごろに、試作のダムカレーがあったそうですね。年次を考えるとそれが発売に至っていたら、なかなか古参の部類に入っていたのかなと感じております。

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  2. 「ひょうたん」さんは、釜房ダムカレーの提供はやってないそうです。
    「大勝」さんは限定5食だそうです。(提供は来週から。)

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    1. コメントありがとうございます。
      記事のまとめ方に不備があり失礼いたしました。
      あらためて各お店のダムカレーも訪ねてこようと考えていますので、いただきました情報に助けられております。
      限定5食は厳しいですね。でも昨年のテストの際には「器」が2セットしかなかったそうで、今回は25セットほどに増やされての展開とのことなので、町内全体でみれば沢山提供できるようになったということなのでしょうね。

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