2016年6月24日金曜日

【実験開始は6月27日!!】東急東横線・武蔵小杉駅にマルチメディアホームドア

 東急電鉄がデジタルサイネージを組み込んだ「マルチメディアホームドア」の実証実験を開始する。

 日本信号、三菱電機、旭硝子と共同開発した新型ホームドアを東横線武蔵小杉駅に導入、6月27日から運用を開始する。大井町線溝の口駅でも7月以降、実証実験を行うという。

 ホームドアの戸袋に当たる両サイドに、旭硝子が開発したガラス一体型デジタルサイネージ「インフォベール」を組み込み、情報を発信する。ディスプレーのサイズは55インチで、今後1年間をかけて屋外環境での技術的な検証、駅利用者の反応、コンテンツ配信の方法などを調べる。

 配信コンテンツの内容はマナー啓発や沿線のプロモーション映像、整列乗車案内など。トラブルが発生した場合には運転再開見込みといった情報も表示する。

 武蔵小杉駅は渋谷方面に向かう4番線ホームの「10両編成・6号車・2番目ドア」(8両編成の場合は4号車)。溝の口駅は大井町方面に向かう3番線ホームの「6両編成・3号車・3番目ドア」(5両編成の場合は2号車)。

 東急電鉄は2020年を目標に東横線、田園都市線、大井町線の全64駅にホームドアを設置する。実証実験の結果を踏まえて、一部の駅に「マルチメディアホームドア」の導入を検討する。

 旭硝子のインフォベールはガラスに大型ディスプレイを直接貼り付けた製品。

 ガラスとLCDパネルの間に空気層がなく、視認性が高く浮かび上がるような映像が表示できる、従来品よりも厚みがなく狭いスペースに設置できるといった特徴がある。

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