2016年10月6日木曜日

【着工は18年1月】新国立競技場の隣接地に13階建てホテル

ビル(中央)の完成イメージ
左側に新国立競技場が建設される予定
明治神宮と三井不動産は、新国立競技場予定地に隣接して延べ床面積約1・6万平方メートルのホテル主体のビルを建設する。開発着手に当たり、都が建設地を含む「神宮外苑地区地区計画」の変更手続きに入った。手続きが順調に進めば17年2月ごろの都市計画審議会を経て都市計画変更が告示される予定。18年1月ごろに着工し、20年東京五輪前の19年夏ごろの竣工を目指す。

 建設地は、JR千駄ケ谷駅と信濃町駅のほぼ中間に位置し、JRの線路と首都高速道路に接する東京都新宿区霞ケ丘町5の1。神宮外苑地区地区計画の対象区域(約64・3ヘクタール)のうち、「A-6地区」とする約1・1ヘクタールの部分の地区計画を変更して開発する。

 新設するビルの名称は「(仮称)神宮外苑ホテル」。A-6地区のうち道路などを除いた約8470平方メートルを敷地とし、その西側(敷地面積4330平方メートル)にビルを建て、東側ににぎわいを生みだすための緑豊かな広場空間を設ける。ビルの規模は13階建て延べ約1万5800平方メートルで、高さ約50メートル。ホテルに加え、広場に面してレストランを配置し、駐車場(収容台数約50台)なども入れる。

 明治神宮と三井不は、開発計画を盛り込んだ地区計画の企画提案書を8月8日付で都に提出。今月6日からは、地区計画の変更原案の縦覧を始める。

 原案によると、敷地の南側に幅員約2メートルの歩道状空地、北側に約650平方メートルの緑地を設ける。広場の面積は約2000平方メートル。容積率の上限値はホテル敷地を含む部分を350%まで引き上げる。

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