2016年10月18日火曜日

【建設業は誇りの持てる仕事】舞台「けんせつ小町純情物語」、7公演で1500人動員

 建設現場での女性技術者・技能者たちの活躍を描いた舞台「けんせつ小町純情物語『やるっきゃない!!』」が6~9日に東京都渋谷区の「CBGKシブゲキ!!」で上演され、全7公演で1500人を動員した。

 現場の職人の魅力発信など建設関係の広報事業を展開している「建設マン.com」(代表・YUICHI)が総合プロデュースを担当。日本建設業連合会(日建連、中村満義会長)が特別協賛した。

 建設マン.comが建設業を題材に手掛ける3回目の舞台作品。昨年に引き続き「けんせつ小町」を主役に据えた。今回は、女性技術者・技能者の奮闘だけでなく、人材不足や社会保険加入など業界全体が抱える課題を幅広く盛り込んだ。

 通称「渋F」と呼ばれる架空の再開発プロジェクトの現場を舞台に、腕利きの大工の娘でシングルマザーの主人公が、病気で現場に立てなくなった父親の跡を継ぎ、自らも職人として建設業界に飛び込んで成長する姿を描いた。現場で働くとび工の一人は建設業のネガティブなイメージによって、交際相手の両親に結婚を反対されたり、妊娠が分かった女性クレーンオペレーターは仕事を続けられるか苦悩したり、主人公の周囲もそれぞれ悩みを抱え、それを乗り越えていく。

 上演後、主演の上脇結友さんは「父の建設業の仕事も仕事をしている姿も大好きで、『父のため』という強い気持ちを意識しながら演じました」と話し、「建設業は誇りの持てる仕事だと思います。ゼロからものをつくり上げるのは建設業も役者も共通。お互い頑張りましょう」とメッセージを送った。

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