2016年10月3日月曜日

【本体着工は12月】新国立競技場整備、10月上旬に大成建設JVと第2期事業契約

日本スポーツ振興センター(JSC)は、2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の整備事業で、今月上旬にも大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JVと第2期事業契約を結ぶ。

 9月30日に開かれた「新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議」で契約手続きが適切だと承認されたため、同JVに対して第2期契約に入るための通知(契約先の特定通知)を出した。

 第2期事業の内容は、工事施工、設計意図伝達、工事監理。同JVが提示した見積価格は、工事費が1379億6289万円、設計・管理費などが13億8386万円。契約締結後、準備工事に入り、12月に本体工事に着手する予定。19年11月末の竣工を目指す。

 関係閣僚会議では、▽設計内容が業務要求水準書を満たすこと▽事業提案時の提案工期内に工事が完了できること▽見積もり価格が技術提案時の提案事業費を超えないこと-などを確認した。

 新国立競技場の建設地は新宿区霞ケ丘町10の1ほか(敷地面積約11万3000平方メートル)。施設規模は、S一部SRC造地下2階地上5階建て延べ19万4000平方メートル。高さは47メートル。屋根部分は木材と鉄骨のハイブリッド構造とする。

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