2016年10月27日木曜日

【回転窓】パワーナップで活力を

工事現場の事務所への取材は、よほどのことがない限り、昼休み時間を避けるようにしている。大事な昼寝の時間だからだ▼眠気や疲れは、現場作業の安全に直結する。短時間の睡眠でも力の源となる。そうした仮眠は「パワーナップ」と呼ばれる。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」では、作業効率の改善に効果があるとして、午後の早い時間に短い睡眠を取ることを提唱している▼航空機のパイロットが操縦室で短い仮眠を取ると、飛行中の覚醒レベルを高めることに役立つとの研究結果もあるそうだ。長距離トラックの運転手などにも同様のことがいえるのだろう▼試しに自分もやってみた。はた目からはサボっているように見えたかもしれないが、二日酔いでぼんやりしていた頭がすっきりし、集中力が高まった気がした。ただし、長く眠り過ぎると目覚めの悪さにつながるので、仮眠は30分以内にとどめるのが望ましいとも▼そもそも十分な睡眠時間を取ることが最も大事。睡眠不足は生活習慣病になる危険性を高めるともいわれている。過ごしやすい秋の季節。しっかり眠って活力を。

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