2016年12月20日火曜日

【育児と仕事の両立へ】鹿島、出産前後の女性社員対象に研修会開く

鹿島が東京都港区の本社で出産前後の女性社員を対象に研修会を開いた。出産をきっかけに生じやすい仕事を続けることへの不安を払しょくし、自らのキャリアプランを考えてもらうのが狙いだ。

 産前・育児休業中と復帰1年未満の女性総合職13人が参加し、産休・育休を経て復職した先輩社員の体験談も参考にしながら、育児と仕事の両立について意見を交わした。

 15年度から進める女性活躍推進の取り組みの一環で、出産前後の女性社員を対象とした集合研修は今回で3回目。育児休業中の参加者が安心して研修に打ち込めるよう、本社の会議室を開放した1日限定の託児室を設置した。

 研修では、育児と仕事を両立している先輩社員が体験談を語った上で、復職後に想定される問題とその解決策などについて話し合った。「子育てをしながら活躍する未来を描く」をテーマに、外部講師による講義がグループワークも交えて行われた。

 研修後、参加者からは「日頃、育児で頭がいっぱいだったけれど、仕事へのモチベーションや、なぜ仕事を続けていきたいかなどをあらためて考える良い機会になった」「今後、産休・育休を経て復職し活躍する『同志』が増えていくことがうれしくもあり、頼もしくもある」「働き続けることに対して会社を挙げて応援してもらえることが分かり、心強く思った」などの感想が寄せられたという。

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