2016年12月14日水曜日

【梓設計や大和ハウスら参画】紙屋町2丁目2番地区再開発(広島市中区)、20年度着工めざす

再開発の空間イメージ
広島市中区の紙屋町2丁目2番地区市街地再開発準備組合(桝本三知代理事長)は13日、商業ビルのサンモールを核とした再開発事業の推進に向けて、都市問題経営研究所を再開発コンサルタント、梓設計を設計コンサルタント、大和ハウス工業・三菱地所レジデンス・フジタグループを事業協力者として臨む体制を明らかにした。18年度の都市計画決定、20年度の本体工事着手、24年度の完成を目指す。

 再開発事業の対象地は広島市中区紙屋町2の2。対象街区は地権者などと調整中のため未定としているが、サンモールを含む約1・5ヘクタール全体の開発を目指している。

 再開発予定地を含む紙屋町・八丁堀地区は、広島市の都市活性化プラン(仮称)で、「西の核」と位置付けられている。「東の核」の広島駅前地区とともに、都市機能の集積・強化を図ることにより、それぞれが活力とにぎわいのエンジンを持ち、相互に刺激し高め合う「楕(だ)円形の都心づくり」を進めるとしている。

 地区内には旧耐震・老朽建物も多く、権利者の高齢化や郊外での大規模商業施設の開業などにより、かつてのにぎわいや求心力が低下してきている。こうしたことから、地区の持つ商業・業務地区としての重要性、バスセンターや平和記念公園を結ぶ拠点としての位置付けを踏まえ、地域の再生・活性化への貢献を図るため、15年6月に再開発準備組合が発足した。

 9月末現在の準備組合員数は65人。再開発ビルは、店舗、事務所、ホテル、公益的施設、住宅、駐車場、駐輪場などの利用を想定している。

 19年度の本組合設立と権利変換計画認可を想定。24年度の工事完了・竣工目指し、コンサルタント、事業協力者らと一体となって、「市民のためのまちづくり~地域ナンバー1の施設づくり~」を推進していく。

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