2017年3月23日木曜日

【海面からの高さを2倍に】大船渡港湾口防波堤の復旧完了

完成した大船渡港湾口防波堤
東日本大震災の大津波で浸水した三陸沿岸の大船渡港に、総延長736メートルの大規模な防波堤を復旧する「大船渡港湾口防波堤築造工事」がこのほど完了し、19日、堤防完成を祝う式典が岩手県大船渡市内で開かれた。

 東北地方整備局が直轄事業として工事を進め、津波や高潮などへの安全性を震災前より高めた。新たな防波堤を構築する工事の総事業費は約255億円。

 震災後の12年7月に着工し、南堤や北提などに防波堤の基礎となるケーソンを据え付ける工事を昨年秋までに終えた。

堤防の基礎部分には波の抵抗に耐える「粘り強い構造」を採用した。津波の再来に備え、防波堤の水上部分の高さを震災前の約2倍に相当する11・3メートルとした。

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