2017年3月15日水曜日

【五輪開催見据えバリアフリー化推進】大江戸線国立競技場駅にエレベーター増設

東京都交通局は、新宿区内の都営地下鉄大江戸線国立競技場駅の構内エレベーターを増設する。

 同駅は2020年東京五輪のメイン会場として建設中の新国立競技場の最寄り駅となることから、大会期間中の利用者増加を想定し、エレベーター増設で駅構内をバリアフリー化する。

 五輪後も見据え、都営地下鉄が接続する他の駅構内のエレベーター整備にも力を入れる。14日の都議会予算特別委員会で、山手斉交通局長がエレベーターの増設計画を明らかにした。

 山手局長は「国立競技場駅については組織委員会などとの協議を踏まえ、ホームから改札、改札から地上までを結ぶエレベーターをそれぞれ増設する」と説明。改札から地上に至るエレベーターは24人乗りの仕様とする方針も示した。

 九段下駅(千代田区)ではエレベーターを3基増設する。山手局長は「東京メトロと共同で都営新宿線、東京メトロ半蔵門線・東西線間の新たなバリアフリールートを整える」と述べた。神保町駅(同)では都営三田線・新宿線の乗り換えエレベーターの増設工事に着手していることを報告。さらに青山一丁目駅(港区)、両国駅(墨田区)でもエレベーター増設の準備を進めていることを明らかにした。

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