2017年4月24日月曜日

【スポーツで地域活性化】スポーツ庁、12冊のまんが事例集制作

 ◇新たなまちづくりの起爆剤に◇

 スポーツ庁がスポーツによる地域活性化を後押しするため、12冊のまんが事例集を制作した。北海道から九州まで全国12市町を選び、地元の専門学校や短期大学に通いまんがなどを学んでいる学生らに取り組み事例を描いてもらった。

 制作した事例集は『ラグビー合宿の聖地へ』(北海道網走市、なつき凜さん)、『日本初のバレーボール専用体育館・オガールベース』(岩手県紫波町、小野花奈さん)、『バスケで秋田を元気に』(秋田市、清野翔太さん)、『世界が注目するアウトドア天国・みなかみ』(群馬県みなかみ町、木村信吾さん・齋藤来美さん・清水蒼衣さん)、『市民が主役の交流拠点アオーレ長岡』(新潟県長岡市、上村千夏さん)、『サッカーで地域を盛り上げる』(長野県松本市、志賀北登さん)、『マリンスポーツでまちおこし』(三重県熊野市、石川智代美さん・小川美乃里さん)、『「自立と連携」スポーツを核に地域に雇用を生む』(島根県出雲市、佐々木よう子さん・かみや風利さん・松岡亜門さん)、『瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会』(愛媛県今治市、二宮法子さん)、『Japan Open 飯塚国際車いすテニス大会』(福岡県飯塚市、小林円美さん)、『スポーツコミッションで合宿誘致』(佐賀市、松井美由紀さん)、『大分国際車いすマラソン大会』(大分市、北林珠美さん)。

小野花奈さんの作品は、人口3万人の町に建設し今や年間90万人が訪れる「バレーボール専用体育館」の実現までの経緯や施設に込めた思いを、志賀北登さんの作品は驚異的な観客動員数を誇るJリーグ・松本山雅FCの歩みをそれぞれ紹介。二宮法子さんの作品は高速道路を通行止めにして開催する国際サイクリング大会の実現までの軌跡を描いている。

 いずれの作品もスポーツをキーワードに地域活性化を実現した取り組みをまんがで紹介している。学生らに描いてもらったのは、各地域の取り組みを若者の視点からリアルにとらえてもらうため。作品はスポーツ庁のHPからオンデマンド印刷で入手できる。

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