2017年5月22日月曜日

【有識者委で工法・工期検討】松本城天守耐震化、17年度内に基本計画策定

長野県松本市は、国宝松本城天守(丸の内4の1)の耐震診断で、一部の耐震性能不足が判明したことから、本年度末までに耐震化基本計画を策定する。

 7月をめどに有識者による「耐震対策委員会」を設け、耐震化の工法・工期などを検討する。

 市は文化庁の重要文化財(建造物)耐震診断指針に基づき、文化材建造物保存技術協会に委託して14~16年度に耐震診断調査を行った。その結果、「乾小天守」が規定の耐震基準を満たさなかった。

 耐震化基本計画策定後、18年度に耐震化の基本設計に着手する。工期は採用する工法などに左右されるため未定だが、最短で19年度末ごろの完成を想定している。

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