2017年5月30日火曜日

【現場で鍛えた技能で勝負】TETSU-1GP、地方予選続々開催

 幕張メッセ(千葉市美浜区)で11月25日に開催される第2回「全国鉄筋技能大会」(TETSU-1 GRANDPRIX)の地方予選が全国で開かれ、各地の代表選手が続々決まっている。

関西地区の代表に決まった谷口さん㊧と村田さん
 関西鉄筋工業協同組合(岩田正吾理事長)は27日、大阪府東大阪市の府立東大阪高等職業技術専門校で代表選考会を開いた。関西地区に与えられた二つの枠を懸け、8人が熱戦を繰り広げた結果、1位の谷口圭さん(富田興業)と2位の村田信一さん(田村工業)が代表の座を獲得した。
静岡県予選で1位になった立野さん
 静岡県鉄筋業協同組合(池谷侑治理事長)は28日、静岡市清水区の清水テクノカレッジで静岡県予選大会を開催。県内の鉄筋工6人が参加し、1位に立野匡昭さん(長友鉄筋工業)が選ばれ、全国大会への進出を決めた。

  全国鉄筋技能大会は、鉄筋工事における責任施工の大前提となる技能向上を目的に15年度から開催。競技課題は鉄筋組立技能検定1級の実技試験課題にはら筋1段を追加したもので、年齢が45歳以下であることや、1級技能士合格後2年経過していることが参加資格となっている。
関西地区大会の様子
 競技時間は標準1時間20分で、1時間40分を超過した場合は失格となる。勝敗は精度得点と作業時間得点の合計で判定。技能検定よりも厳しい基準を設け、同点であれば精度得点を優先することから、「いかに正確に組み立てられるか」(岩田理事長)が勝負の分かれ目となるという。

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