2017年5月25日木曜日

【5年連続増加、初の600万円台に】上場企業の平均年間給与、605・7万円に

 民間信用調査会社の東京商工リサーチがまとめた2016年の「上場企業平均年間給与」調査によると、上場3079社の年間平均給与は605万7000円となり、前年に比べ6万3000円増加した。2011年の調査開始以来、5年連続の増加で初めて600万円台に乗った。

建設業161社の平均年間給与は671万9000円(前年比1・9%増)業種別で見ると金融・保険業(153社)の702万9000円に次いで、10業種の中で2番目に高い水準にある。

 建設業の平均年間給与は618万6000円(2011年)→623万1000円(2012年)→624万9000円(2013年)→637万8000円(2014年)→658万8000円(2015年)と推移している。

 個別企業の平均年間給与で最も多い金額帯は500万円以上600万円未満の936社(構成比30・4%)。次いで600万円以上700万円未満が755社(24・5%)隣、500万円以上700万円未満が3079社中1691社と半数を超える。500万円未満も723社あり、同社は「上場企業の給与は二極化傾向が強まっている」と分析する。

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