2017年6月15日木曜日

【座席数1・5万以上をクリア】野津田公園陸上競技場観客席増設、17年度に基本設計着手

観客席増設後の完成イメージ
東京都町田市は、サッカーJリーグ・FC町田ゼルビアが本拠地として使用している野津田公園内にある市立陸上競技場の観客席増設(約5000席)に向け、17年度に基本設計に着手する。18年度に実施設計や造成工事、19~20年度に増設工事を進める。事業手法は検討中で、近く固める見通しだ。
現在の野津田公園陸上競技場
(提供:東京都町田市)
陸上競技場の所在地は野津田町2035。観客席はメインスタンド(SRC造7階建て延べ9663平方メートル)が2492席、バック・サイドスタンドが7840席で、計1万0332席を備える。将来的なFC町田ゼルビアのJ1昇格を見据え、1万5000席以上に設定されている施設基準がクリアできるスタジアムへと整備する。

 市が16年10月にまとめた「(仮称)町田市立陸上競技場将来構想」(作成支援業務は梓設計が担当)によると、メイン・サイドスタンドは現状を維持し、増設する5090席はバックスタンドを2層構造にして確保する。総観客席数は1万5422席となる。工期は16・5カ月、概算工事費は58・8億円を見込む。

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