2017年7月7日金曜日

【7月8~9日にイベント開催】駒沢オリンピック公園屋内球技場・第一球技場のリニューアル工事完了

 1964年東京五輪の舞台となった駒沢オリンピック公園総合運動場にある屋内球技場と第一球技場の改築工事が完了した。

 屋内球技場は「東洋の魔女」と呼ばれた日本女子バレーボールチームが金メダルを獲得した舞台。第一球技場はホッケー競技の会場に使われた。

 竣工から半世紀以上が経過し施設の老朽化が目立ちはじめたことから、ユニバーサルデザインの導入や環境負荷の低減を目指して、大幅なリニューアルを実施した。

 設計・監理を梓設計、施工を錢高組・TSUCHIYA・共立建設JVが担当。東京五輪のレガシー施設が新たな姿に生まれ変わり、スポーツ拠点として再始動することになる。

 屋内競技場はRC造一部S造地下1階地上2階建て延べ9716㎡の規模。鉄骨屋根を高さ28mに達するアーチからケーブルで吊すという珍しい構造を採用している。バスケットボールコートが2面とれるアリーナを備える。第一球技場は全面を人工芝に張り替え、公式ホッケーフィールドとして国内公認に取得している。

 東京都は、施設リニューアルの記念イベントを7月8日と9日の2日間実施する。8日午後2時から東洋の魔女展のオープニングセレモニーを開催。午後3時からの開所式の後、元全日本女子バレーボール選手混成チームによるデモンストレーションマッチを行う。2日間のイベントではバレーボール教室やホッケー体験などに無料参加できるほか、「東洋の魔女」展や施設見学も用意している。元全日本女子バレーボール選手の大山加奈さん、元全日本女子バドミントン選手の陣内貴美子さん、元全日本女子ホッケー選手の千葉香織さん、小森皆実さんら多数のオリンピアン、パラリンピアンが参加する予定だという。

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