2017年7月25日火曜日

【女子学生を建築現場に招待】フジタ、東京・八王子市で見学会開催!!

見学会を開いた現場はこちら!!
 フジタは東京都八王子市で施工中の「八王子みなみ野病院」の工事現場で見学会を開きました。参加したのは東京家政学院大学で建築を専攻する女子学生28人。現場で働く魅力を大学生に伝えようと、見学会を企画したそうです。学生のみなさんに躯体工事が進む様子や構内に設けたモデルルームを見てもらったほか、子育てをしながら現場で活躍する女性技術者が仕事の楽しさや苦労を話しました。

 八王子みなみ野病院は、八王子市で病院や介護施設などを運営する医療法人社団永生会(安藤高朗理事長)が205床の慢性期病院として計画しています。RC造4階建て延べ9265平方メートルの規模で、18年4月の開院を予定。設計・監理は久米設計が担当しています。
田野倉副本部長は「使う人の思いを考えながらものづくりを」と話しました
 見学会に出席した永生会法人本部の田野倉浩治副本部長は「建物はそこで活動が行われた時点で完成したと言えます。使う人の思いを考えながらものづくりに取り組んで下さい」と、学生に話しました。工事を指揮する梅澤善光所長は設計コンセプトや計画概要を説明。その上で「女性技術者は大歓迎です。力仕事ばかりが現場の仕事ではありません。見学会でものづくりの喜びを感じてもらえたらうれしいです」と語りかけました。
外壁のモックアップを触って品質を厳しくチェック!?
見学者のみなさんを建築現場にご案内
 工事概要を説明した後はお待ちかねの現場見学に。工事の様子や病室のモデルルーム、ALC(軽量気泡コンクリート)を使った外壁のモックアップを工事関係者が紹介。建設現場を訪れるのが初めての学生も多かったようで興味津々な様子でした。
大河原さんは5歳児のママ。
「細く長く続ける」ことが今の目標だそう
建築現場を見学した後は、工事の最前線で活躍する女性技術者が登場。育児休業を取りながら約9年間現場勤務を続け、現在は東京都内の現場で働く大河原迪恵さんが、仕事内容や1日のスケジュールを紹介したほか、現場で働くことの面白さや苦労した点などを話しました。
梅澤所長㊤と原口教授
 「人を動かすのが現場監督の仕事」と話す梅澤所長は見学会の後、建設業界で女性の活躍の場がさらに広がっていくことに期待していました。学生を引率した原口秀昭教授は「普段見られない現場を見せていただき、大変ありがたかったです。ゼネコンがどのような仕事をしているのか知らない女子学生がほとんどです。見学会などをきっかけに女性が増えつつある建設業界に、学生が飛び込んでいってほしいですね」と話していました。

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