2017年9月7日木曜日

【民活導入で施設充実】愛知県春日井市、朝宮公園整備基本計画の中間案公表

 愛知県春日井市は、4月に県から移管された朝宮公園(朝宮町)について、整備基本計画の中間案をまとめた。

 現競技場を屋根付きスタンドを備えた多目的総合運動広場につくり替え、テニスコートの拡張、総合管理棟への宿泊機能の追加なども実施する。整備・運営に当たっては、民間活力を積極的に導入する考え。

 同公園は、1974年に設置された。面積は12・5ヘクタールで競技場、野球場、テニスコート、芝生広場、屋外プールなどがある。

 中間案によると、廃止するプールの跡地を含めて競技場用地を拡張し、陸上競技、サッカー、ラグビーなどに利用できる多目的総合運動広場を整備する。夜間照明、人工芝、全天候舗装を導入し、第4種公認陸上競技場を目指す。1000人収容のスタンドには大屋根を備え、2000人分の芝生観覧席も整備する。

 テニスコートは3面を新設し、計8面とする。夜間照明設備や観覧席も設ける。中央管理棟は管理事務所・受付窓口として公園中央付近に移設。30人程度が宿泊できる簡易宿泊所としての機能を持たせる。

 野球場は既存施設を活用する。健康づくり、こどもの遊び場なども整備する予定。管理運営には民間活力を導入する。今後、サウンディング調査を実施して、指定管理者制度やコンセッションなどの具体的な方式を検討する。

 概算事業費は約42億1000万円を見込んでいる。このうち、多目的総合運動広場の整備費には約25億円を充てる。18年度に基本・実施設計に着手し、順次整備を進め、多目的総合運動広場は21年度、そのほかの施設は22年度中の供用開始を目指す。

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