2017年9月25日月曜日

【建設業の心温まる物語】前田道路中部支店・前田亮太さん(愛知県)

 ◇いつの日か「父のような父」になりたい◇

 私がこの建設業界に入ったきっかけは「父」と「祖父」の存在です。祖父が立ち上げた建設会社を父が継いでいます。子供のころから2人が働く姿を見てきました。

 父は昔から私には「自分のやりたいようにやれ」と言って大学生まで好きなようにさせてくれました。そのおかげでずっと本格的に野球を続けることができました。

 父の会社は舗装工事、外構工事を主体として行っており、私が現在勤務する会社が発注する工事も協力会社として施工しています。私の就職が決まってからも、アルバイトとして父の会社で地元の国道のバイパス拡幅工事を施工しました。元請現場監督と仕事の話をしている父、測量をしている父。一緒に地元を車で移動しているとき、「あそこはうちが施工した」と誇らしげに語る父。その全てがかっこいいと思いました。

 昨年の夏季休暇にて地元に帰った時、私が関与した国道が完成していました。地元の人なら誰もが通るバイパスを私も協力できたという喜び、そして誇らしい気持ちは忘れられません。

 今では建設会社に入社して一年が経ちました。実家に帰ると父と仕事の話ができるようになりました。父はそんな私の話をじっと聞いてくれ、私はすごくうれしく思います。今後も祖父、父、私の三代で建設業について話をしていきたいと思います。今は私が働く静岡と祖父、父のいる広島とで離れていますが、いつか一緒に仕事をすることが私の夢です。

 いつの日か「父のような父」になりたいです。

0 コメント :

コメントを投稿