2017年10月23日月曜日

【回転窓】鉄筋EXPOを目前に…

世界初開催となる鉄筋業界の総合展示会「鉄筋EXPO2017」(千葉市美浜区・幕張メッセ、11月24~26日)が近づいてきた。鉄筋に関係する多くの企業が出展。鉄筋業の未来を考察するシンポジウムや、学生と行う「鉄筋ART展」、家族連れ向けのイベントなどで鉄筋業の魅力を広くアピールする▼日本一の鉄筋工を決める第2回全国鉄筋技能大会「TETSU-1グランプリ」も開かれる。「成果を仕事に生かしたい」とある出場選手。職人として技術の研さんに励み、先輩から継承した「現場にこだわる」気構えで大会に臨む▼全国鉄筋工事業協会の会長や建設産業専門団体連合会の副会長を務めた内山聖氏(小黒組代表取締役会長)が13日に亡くなった。業界の発展とともに職人の地位向上や後進の育成に大きな足跡を残した▼「鉄筋と同じように結束が大事」と語り、法定福利費の確保や適正な元下請契約のため足並みをそろえた取り組みを求め続けた。「しっかり取材していきな」。経験の浅い記者にも気さくに声を掛け、丁寧に応対してくださった▼楽しみにされていた鉄筋EXPO目前の逝去に胸が痛む。

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