2017年11月8日水曜日

【回転窓】居眠り運転防止に強い味方

 高速道路で運転中についウトウト-。極めて危険だと分かりつつも身に覚えのある方は少なくないだろう。重大事故を招く眠気はドライバーの大敵である▼眠気を催す前に休憩を取ることの重要性は言うまでもない。だが、眠気が原因のヒヤリハットを経験したことのあるドライバーは約半数に上るとの調査結果もある。しかも高速道路で居眠り運転の死亡重傷率は他要因の4倍以上というから怖い▼そうした居眠りなどからドライバーを覚醒させる新システムがこのほど開発された。超音波を利用した注意喚起システムで、西日本高速道路総合サービス沖縄(沖縄県浦添市)が開発に成功した▼超指向性スピーカーから放射された警告音(超音波)が走行中の車体に当たるとその場所で音源が発生。警告音は走行音に影響されることなく運転者の耳に届く。周辺に騒音を与えずに前方の規制作業区間などへの注意を喚起できる▼新システム「ウルトラソニックインパクト」は高速道路調査会が今月21、22日に東京都内で開く「ハイウェイテクノフェア2017」に出展される。高速道路の安全運転に強い味方が加わるのは頼もしい。


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