2017年12月4日月曜日

【凜】建設業振興基金企画広報部・宮岡早苗さん

 ◇月刊誌作りで業界人の姿に感動◇

 昨年4月に配属された企画広報部で担当する月刊『建設業しんこう』。建設業振興基金の各種事業や建設産業の動向など経営に役立つ情報を伝える。

 「各地で人材育成などに熱意を持って取り組まれている方々の姿勢を見ると感動を覚えます」。毎号の企画特集を練り、各地で取材をする中での感想という。

 建設省(現国土交通省)の非常勤職員をした縁で、振興基金に入ったのが約20年前。秘書として歴代の理事長に仕えた。その後も管理系の仕事が多く、外部との接触は少なかったが、ここ数年で環境は大きく変化した。

 きっかけは振興基金の中核ともいえる構造改善事業を担当する組織が「経営基盤支援センター」へと名称変更する過程での異動だ。

 建設産業人材確保・育成推進協議会、建設産業担い手確保・育成コンソーシアム、登録基幹技能者、外国人技能実習生、女性活躍推進、建設労働者緊急育成支援事業など、関係機関や企業と連携することが多い事業に次々と対応。その経験が今の業務にも生かされている。

 先日、北海道新幹線のトンネル工事を視察した。工期も長く現場の人たちの苦労話を聞くにつれ、「普段当たり前と思っているインフラを支えてくれている」と建設産業の重要性を改めて実感した。「自分ももっと業界のお役に立てるようにならなければ」。

 (みやおか・さなえ)

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