2017年12月13日水曜日

【山梨県、専スタ実現へ一歩】総合球技場基本計画策定業務の発注手続き開始

山梨県は「山梨県総合球技場基本計画策定業務」の委託先を選定するためのプロポーザル方式の手続きを開始した。

 参加表明書は25日まで総合政策部政策企画課リニア環境未来都市推進室総合球技場担当で受け付ける。18年1月10日に参加資格審査の結果を通知する。提案書の提出期限は同1月30日。同2月下旬に審査を行い、同3月上旬にも業務委託予定者を選ぶ。

 参加資格は県の設計で「建築一般」または物品等で「調査・研究」に登録があること。サッカー場・陸上競技場などで観客席(固定席)1万席以上の施設の計画・設計業務を行った実績も求める。業務の履行期限は19年3月15日。予算上限額は17、18年度合計で1950万8000円(税込み)。

 業務では、県が9月に策定した「山梨県総合球技場基本構想」を踏まえ、施設の具体的な整備内容や管理・運営方法などを調査・検討。球技場の規模や収容人員、ゾーニング、PFI導入の可能性なども検討する。建設予定地は甲府市小瀬町の小瀬スポーツ公園周辺(現第3駐車場)で、収容人数は2万人程度を想定している。

 基本構想によると球技場の規模は190メートル×150メートルで、現第3駐車場(245メートル×135メートル)の敷地に加え、新たな用地取得が必要になる。サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどでの利用をメインにする。イベント開催などにも活用し、付帯施設として会議室や飲食・物販施設などを設けることを検討する。防災機能も備える。アクセス強化として新山梨環状道路の「(仮称)落合東IC」を整備する計画。

 概算建設費は80億~140億円程度。PFIの導入に加え、ふるさと納税の活用、ネーミングライツ(施設命名権)や太陽光発電の導入なども検討する方針。具体的な整備スケジュールは基本計画で決定する。

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