2017年12月15日金曜日

【デザイン・機能刷新、地域の魅力発信拠点に】銀座線大規模改修、下町エリア7駅が新装開業

 東京メトロが総額500億円を投じて進める銀座線全駅リニューアル事業で、先行して整備を進めてきた上野や浅草など下町エリア7駅の工事(一部残工事を除く)が完了した。14日未明、作業員らによって仮囲いが撤去され、新たなデザインや機能を取り入れた駅舎が姿を現した。=4面に詳細

 上野駅(東京都台東区)のリニューアル工事は近接する日比谷線の駅と一体的に実施。設計はパシフィックコンサルタンツ、施工は大林組が担当した。「美術館のある街」をデザインコンセプトとした両駅では同日から新装したホームや改札、コンコースなどの運用を開始。銀座線側の駅構内には商業施設「Echika fit 上野」もリニューアルオープンした。

 銀座線のJR上野駅方面の改札中央部には、90年前の地下鉄開業当時、上野~浅草間の駅で使われていた回転改札の再現品をモニュメントとして展示。一定時間ごとに音と光に合わせて改札のバーが回転する演出も取り入れ、駅の魅力向上を図っている。



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