2018年2月9日金曜日

【回転窓】採用戦線、間もなく本格化

ほとんどあらゆる産業分野で課題になっている人材確保。新聞紙面などで「人手不足」という言葉を目にしない日は無いといってもよいだろう▼人の仕事を機械やシステムで代替する取り組みは活発化する一方だが、どうしても人に頼らざるを得ない部分は残る。そもそも機械やシステムを開発するのは人間の仕事である▼19年春に卒業する大学生らの就職活動が本格化する。3月には企業エントリーが始まり、それに続く4~6月が選考のピーク。超売り手市場が続く中、若者をいかに採用して育てていくか、頭を悩ませている経営者や人事担当者が多いことだろう▼学生にとって、給与や勤務時間、福利厚生などは企業を選ぶ上で重要な判断材料になる。仕事の魅力ややりがいを明確に伝えていくことも欠かせない要素だろう。甘い言葉で学生を誘っても、現実がかけ離れていれば、あっという間に見切りを付けられてしまう▼若い人材の確保に苦戦している業界はもちろん建設業だけではない。限られた時間の中で将来を担う人材を計画通り採用できるかどうか。胃の痛む日が続くであろう各社の担当者に声援を送りたい。

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