2018年2月20日火曜日

【8年連続上昇、最高は富山の98・2%】高校生就職内定率、昨年末時点で91・5%

今春に卒業を予定している高校生の就職内定率が17年12月末時点で91・5%となり、前年同期より0・6ポイント高いことが、文部科学省の調査で明らかになった。就職内定率の上昇・改善は8年連続で、90%台の高水準は3年連続になる。

 文科省によると、企業の採用ニーズが高まっており、建設や製造などの業種で求人が増えているという。

 全国の国公私立高の卒業予定者106万3680人のうち、就職希望者は18万6554万人。うち内定者は17万0726人に上る。

 内定者の内訳を男女別に見ると、男子が0・4ポイント高い92・4%、女子が0・9ポイント高い90・1%。内定率を学科別に見ると、工業96・9%、商業94・9%、水産94・3%の順に高く、対照的に最も低かったのは普通科の85・3%だった。

 内定率を都道府県別に見ると、富山98・2%、島根96・8%、秋田96・7%の順に高く、対照的に沖縄65・9%、東京84・3%、神奈川85・6%の順に低かった。

 高校生の就職内定率調査は厚生労働省も行っている。ただ、厚労省が学校や公共職業安定所(ハローワーク)を介した求職者だけを対象にしているのに対し、文科省は就職を希望する全員を対象にしている。

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